今日は、今回の暗展-standard-の作家さん紹介です!
キュレーターの鍛冶さんが、今回の作家さんを紹介してくれます。
まずは前半です。
それではどうぞ!
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今回、キュレーターという立場で暗展に参加させていただき、8人のクリエイターとともに、暗展という特殊な展覧会の中での作品作りを考えてきました。
その中で様々なアイディアを出し、作品作りを続けるクリエイターたち。
作品作りをしていく中で感じたクリエイターたちへの思いや、彼らの作品の魅力などを、約4ヶ月間、彼らの仕事を見つめ続けた私なりの視点から、紹介させていただきたいと思います。
キュレーション 鍛冶雅美
山下智博
暗展代表がクリエイターとしても参加しています。
代表として企画の立案や、コンセプトなど今まで考えてきただけあり、暗展の鑑賞方法を一番理解した上での作品作りを行っているクリエイターだと思います。
「さがす・みつける・てらして・みる」という暗展のコピーにもなっている展覧会の動線を意識した作品を作成中です。彼の作品に共通しているユーモラスで、ちょっと笑えるというスタイルで、暗展ならではの仕掛けを考えています。
山田聡
暗展には初回から参加してくれているクリエイターです。
前回から引き続き、光を求める行為の可視化ということをテーマに作品作りを行っています。
暗闇の中に身を置くということは誰にとっても恐ろしく、不安なことであり、その中で光を求めるという行為は、人間の本能ではないでしょうか。
暗展という闇の中で、光を求める我々の本能を彼は作品に表しています。
我々にとって光と闇とはどういったものなのか。
彼の作品を通じて考えてみるのも良いかもしれません。
大島真悟
私達の周りには常に光と闇が渦巻いています。
それは日常生活の中にも隠れているのではないでしょうか。
知人と知らない人では、その人に会ってからの対応は違います。
その人を知ろうと自分から近付いて行かなければ、その人のことは分かりません。
自分から近づいて、自分から心を開いてみる。
近づいて、心を開いてみるのも、自分の心の光のかざし方次第、ということを彼の作品は感じさせてくれます。
福永朱里
今回のクリエイター、8人中唯一の女性クリエイターです。
写真と日本画を得意とする彼女は、普段写真に直接絵を描く、という作品を制作していました。
しかし、今回は暗展という特殊な環境での作品作りにあたり、暗展ならではの写真と絵画の合成に挑戦しています。
一人暮らしの夜という暗闇から連想した世界をモチーフに、光と闇がぼんやりと切なく交差する作品となっています。
http://an-ten.com
【次回更新(作家紹介②)は 9/17 です。お楽しみに!】